急性虫垂炎について(コロナ時代の入院生活について)

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産褥ショーツ


しんどかった思い出です。

 

腸炎というのは10代20代が主になる病気で

その他の年代でもなるそうです。

 

うちの家系、女だけが盲腸になるんです。

だから、いつの日か

盲腸になる事は覚悟していました。

 

 

前の晩から何かおかしかったんですね。

胃がむかむかとして、

太田胃散を飲んで寝ました。

起きてみると、右のお腹が痛い。

常に痛いわけではなくて

押せば痛いという程度でした。

 

普通に仕事に行きました。

だって押さなきゃ痛くないし。

 

「お腹押して痛いなんて変だよ。

レントゲンの一つでもとってくれば」と

隣の席の人が言うもんだから、

終業後、救急に行きました。

 

熱がありました。37,5くらい。

コロナ全盛期だったので

厳重に隔離され

CTと血液検査をしたら(車いすで移動、歩けるって言ったんだけど)

「急性虫垂炎ですね。もう薬で散らすのは無理なので

手術しましょう。保護者の方を呼んでください」

急遽手術することになったのです。

 

我慢しすぎたようです・・・。

 

 

だって私の生理痛の20分の1くらいの痛さだったので。

 

母を呼んで20分ほどで一緒に説明とサインをしました。

「おへそのお上下を1センチづつ切って

内視鏡で取りましょう。1,2時間くらいですかね」と

お医者様は言っていました。

 

緊急手術になってしまったので

点滴を打ちながら

友達に電話しまくったのでした

 

市役所時代の親友が市民病院(この病院)

の総務課に勤めていたので

勿論電話しました。

 

そんなことをしていたら、

お医者様の行列が・・・!

「アッペ!アッペ!(盲腸のこと)、本人は手術やる気満々~」

と言いながら20人ぐらいの行列です。

喜んでいるように見えましたよ!

 

コロナで緊急以外の手術が規制されていた頃の話なので

お医者様は見学の行列だったんでした。

 

特別に内視鏡の得意なお医者様が

執刀してくれることになりました。

(切りたかっただけじゃないのか?)

担架で運ばれ、手術へGO!(歩けるって言ったんだけど)

 

麻酔もよく効き

「まだ酸素だと思うよー」とか言っていたのにすぐに効きました。

秒を数えるまでもいきませんでした

 

不眠症の私、癖になりそうな眠りです。

毎日やってくれないかな・・・?

 

気が付くとすべてが終わっていたのでした。

なかなか目を覚まさず無理やり起こされたのでした。

 

麻酔科の先生も慌てていたそうです。

なかなか目覚めないので。

 

 

麻酔でラリっていた私は

ひゃはーんという気分でした

 

母が顔を近づけると、

タバコ臭い・・・。私はせき込んで喘息の発作が・・・!

「酸素!!」と先生と看護婦さんが慌てる慌てる、

酸素を充てられまた夢の世界へ。

 

2時間の予定が(6時から11時までかかりました)

子宮内膜症を患っていたので

内臓がくっついていて5時間の手術時間でした。

・・・内視鏡の得意な先生でホントによかった

喘息も患っている私(たまに発作が出る程度の軽症です)

 

ICUに閉じ込められ(ホントやることない)

酸素を充てられて(元気なのに)

導尿されていました(楽ちんです)

 

母は母で大変に待ちくたびれたらしく

(長いからね・・・仕方ないと思いますよ)

1時間に1本吸っていたタバコが、

20分に一回タバコを吸いに車まで行っていたんで

忙しかったみたいです。

待合室専用の携帯を渡されていたそうです。

 

そして、売店でパンツを買い(何で産褥パンツ・・・?)

私の荷物と一緒に渡されました。

 

ICU暇すぎて点滴の数を数えたり

尿の量を見たりと大変に暇でした。

2日をここで過ごし

(看護婦さんも忙しそうで話し相手にもならない)

一般病棟へ。

 

普段飲んでいる薬を全て持ってきた母には感謝しますが、

ストック分まで持ってきたので

胃潰瘍の薬が

500錠あったので

救急の看護婦さんが怒っていました。

薬のため過ぎだと。

 

だって、調子のいい時は飲みたくないじゃないですか。

毎月処方されるので。

ガスター錠は薬局で買うと高いんですよ。

すぐに胃潰瘍になるし

いちいち、胃カメラ飲むのも嫌なので。

秘蔵の薬全部持ってくるなんて、

母上・・・

 

不眠症の私。

看護婦さんが

「こんな強い薬飲んでなきゃ眠れないの?」と

びっくりしていました。

 

そんな驚くほどですかね??

 

ところで、6人部屋だけど私含め2人しかいません

(当然だコロナで手術制限しているんだもの)

同室だった女性は、たぶん癌で体液を排出するための

入院じゃないでしょうか。

テレビ流していい?と聞くので爆音でもいいっすよ!と私も

テレビの恩恵に与りました。

 

母に携帯の充電器持ってきてとお願いしたら

USBから引っこ抜いてきて愕然・・・。

機械音痴も、これに極まれり。

 

入院病棟のWi-Fiが弱すぎて繋がりません!

(後で知り合いの議員に言ってやったわ)

 

楽しみは総務課に勤めている友達の係長様のご面会です。

親でも入れないけど、係長ならお見舞いに来れれるっていう話です。

毎日1時間話し相手になってくれました(^^)

見舞いの後はまた仕事に戻っていきました・・・残業乙です。

 

私、たばこ吸いたかったんですよ!

バッグの中にタバコがあるので何とか自分の車まで行って

タバコを吸いたかったのですが(喘息のくせにタバコ吸いなんです)

病棟からはテレビカードしか買いにでられません。

恨みましたよ、コロナ。

コロナじゃなければ皆、玄関でタバコをふかしていたものです。

屋上もタバコ吸いの安らぎの場でした。

・・・コロナめ~!!

 

入院したらやりたかったことがあったんです。

点滴しながら、売店で雑誌を読んだり、

サーティーワンのアイスを食べたり

食堂でランチしたり。

全てできませんでした、、、くぅ…コロナめ!!

 

先生に診断書書いてもらう時も

一週間ぐらいじゃ痛いと思うよ~

と言われ2週間で書いてもらったのですが

職場は、後でわかった事ですが

大変なことになっていたそうです。

 

そんな日々を1週間くらい過ごした後

退院です。

車に乗ってやったことは

タバコを吸うことでした。

大変おいしゅうございました。

 

家で療養している間も

普段ネットで自由に遊んでいる環境が

どんなに恵まれているか実感できました。

母様のお料理も感謝しています。

 

職場が私がいないことで

仕事があふれかえり、みんなで残業していると電話で聞き

早く戻ってきてー!!!との要請を受けて

10日で職場復帰した私でした。

 

パンツはお気に入りブランドを

ストックするようになっています(汗)

 

パンチがあったのは、産褥パンツでしょうWWW

 

1時間診察が遅かったら、腹膜炎になって大変なことになるところでした。

体の異変、舐めてちゃぁダメってことですね。

 

皆さんも、気を付けてね!!